2012年12月11日火曜日

Go on a journey

先月に遠征して以来しばらく釣りに行っていない。ちょっとごたごたしていたので。

遠征はとても楽しかった。釣れた魚よりもロケーション、宿、人。すべて新鮮だった。
(またまた同行のみなさんにお世話になってしまいました。本当に感謝しています。)

道東の果ての沼は久々に自分の中にインパクトを残した。
荒涼たる風景。
強い風。
湿地の匂い。
牧場の馬。
 電線がない風景は10年以上前にハネムーンで行ったニュージーランドを強く思いださせた。電線がなく舗装道路が灌木のみあたらない中を走り、ときに牧場で馬や牛を見かける程度。竿を振るのに躊躇させるぐらい強い風の中黙々とキャストを続ける。対岸には風をものともしない馬の群れがいた。あの強さをみていると自分を勇気づけてくれるかのように感じた。
 これからを考えたときに今のままでは駄目だと思い続けていた。仕事についてはいつも強がってはいるけれども実はフラフラしている。そんな自分を後押しするかのようにあと一歩を踏み込ませる人生の選択が目の前にあった。そして今の仕事を辞めることになった。

 辞めることを決めてからは逆に前向きになったので、良い決断だったのだと思う。そしてこの束の間になるだろうモラトリアムを利用してどこかへ旅立つことにした。家内と二人でゆっくりと話し合った結果、今度こそ2度と海外へ行けないということで意見が一致して、自分だけでゆっくりと釣りの旅へといくことに。予算はないが今回は無利子のワイフローンを活用する。月々1万円で30カ月払い。時期が時期だけに憧れていた北米でもないし、欲しかったエーベルのアウトレットリールも買えなくなるし、マイザーのカスタムは諦めることになるだろう。たった9日間の釣りのために馬鹿げているのかもしれない。しかしもうあと20年以上は海外へ釣旅行なんて行けないだろう。さらに今回は、ツアーで行かず、国内出張感覚ですべて自分で手配するという課題を課してみることにした。

 「北米でスチールヘッドを釣るために英語を勉強しているんです」
 なんて言えたら恰好いいかもしれない。実際のところは個人輸入をきっかけに英語の勉強を始め、もしかしたら転職に役立つかもという淡い期待で始めただけ。円高の恩恵を享受したいという下心がスタートのためかいくら勉強してもさっぱり使えるようになったという実感はわかない。
 英語ぐらいで世界が突然広がるということはない。
 それでもコツコツ続けているとテストの点数だけが上がっていく。いい年して英検2級を受けたときは周囲が女子高生ばかりでものすごい恥ずかしかった。一緒に受けた準二級なんか中学生もいたんじゃないかというぐらい。受験している間は「俺はいったい何をしているのだろうか・・・」と虚無感に悩まされる。そもそも英語なんて使わなくても生きていけるんだけれど海外の釣りサイトを見ることが楽しくて不思議と勉強し続けた。7月に初めて受けたTOEICで705点がとれた。転職目的ならもっと勉強して900点ぐらいを目指すべきなのだろうけれど、目指すところは海外単独釣行なのではないか、とこのあたりから強く意識し始める。だんだんとペーパーバックが辞書なしで読めるようになってくる。というか、わからない単語をとばして読めるようになっただけ。はたして1年以上続けた英語の勉強は何かの役に立ったのだろうか。突然と自分が何者かを勘違いするという「中二病」に40歳を前にして罹患しただけなのか。

 ニュージーランドに一人で行くことにした。それは突然だったけれど、海外単独釣行を決めてから、急に世界が広がった。
 釣り具店へ営業時間確認のメールをしたり、レンタカーをかりたときにわからないところをチャットで聞いたり、ホステルの駐車場を聞いてみたり。基本お金を払う側の自分に対しては非常にやさしく応えてくれる。正しい英語は使えなくても少なくとも意味が通じているようだと確認できて猛烈に感動する。小さなことが自信となるみたいだ。
 ニュージーランド航空を予約。溜まっていたマイルで成田まで往復。たったこれだけを決めるのに、いつ行くのか、どの乗り継ぎで行くのか、どこの会社で予約するのか、機内持ち込みはどうしたらよいのかなどなど。うんざりするほど悩んだ。運賃が安い日程を選んで旅程表まがいのものと、費用一覧表を作り始めてから急速に準備がすすむ。ニュージーランド航空は直接頼めるみたい。送られてきたEチケットをカウンターに持っていけばよいだろう。竿は荷物でひとつに数えられるようなので追加荷物を事前手配した。
 日程が決まればレンタカーを借りる。安いのはエースレンタカーというところらしい。日産のTIDAにカーナビと保険をオプションで付ける。約520NZドル。 最終日は朝6時台の飛行機なので無理をせずに飛行場そばのホテルを一泊だけ予約。160NZドルもした。

 これから道中のスケジュールと宿を決める。お金がないのでガイドは頼まない予定。

 行く前から物凄い数の選択をせまられている。頭の中で道中を何度もシミュレートしながら。キャンプ場のコテージのようなところに泊まって自炊をする毎日となるだろう。ユースホステルも利用予定。釣り具店でガスコンロを買う目処もたてた。もはやたんなる釣りの旅というだけでなく完全に自己責任の旅である。盗難にあうかもしれないし風邪をひいてしまうかもしれない。一歩誤ると苦行の旅になること必死。一体どうなってしまうのか。まずはこのプロセス自体を楽しむこととする。

 *もし海外でのご経験などある方がいらっしゃいましたらおススメなどぜひぜひアドバイスお願いします。

8 件のコメント:

  1. お土産期待していまーす(^Д^)
    行ってらっしゃい!!!

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  2. 110-kenさんこんにちは。
    っていうかコメント早すぎです(笑。
    お土産ですね。了解しました。
    餞別にフェザントテイルニンフ#16を50本お待ちしています(笑。

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  3. yusukeさん、こんばんは!
    これからの釣りと人生への大英断に、敬意を込めて拍手を送ります。
    ニュージーのBIGトラウトを待ってま~す(^-^)/

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  4. 決断と覚悟、男として尊敬します。
    何のアドバイスもできませんが、
    思い出深い素晴らしい釣行になることを
    祈っています。

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  5. エンゴサクさんこんばんは。
    ありがとうございます。不安な時期だけに拍手いただいたこと大変嬉しく思います。
    ニュージーはまずは無事行って帰ってくることが目的なので、BIGトラウトは難しいかもしれません。でも60ぐらいなら・・・・、と夢は大きくもって出かけてきます!

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  6. 気弱なゴルゴさんこんばんは。
    ありがとうございます!
    これからどうなるのかわかりませんが、決断が正しかったといえるように頑張りたいと思います。
    無事に帰ってこれましたら写真みてくださいね(笑)

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  7. なんの参考にもならないかもしれませんが、NZの貧乏釣り旅行なら、覚えがあるので、万一、参考になる話があれば聞いてください。ブログに書いています。

    http://blogs.yahoo.co.jp/yashuujp/7048164.html

    かの地でも、なかなか、ガイドをたのまないと結果は望めませんが、楽しい思い出になることは保証しますwww(一度目のNZ北島は釣果かんばしくなく、二度目のNZ南島の釣りはデビッドさんにガイドをお願いしなんとか釣れました。)

    充実した旅行になりますように・・・・

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  8. やすこうさんこんばんは。
    ブログ拝見いたしました。きままなNZ一人旅、すでにやすこうさんはされた経験があるのですね。とても参考になりました。ありがとうございます。
    自分は準備をするだけですでにパニックになっていますが、無事帰ってこられたやすこうさんを尊敬いたします。今回は予算の都合上、ガイドは頼まないでやってみようかと考えています。むこうの魚に馬鹿にされないよう頑張ってきます!

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