2012年12月24日月曜日

Go to Omarama

 南島の玄関口となる国際空港のあるクライストチャーチと、観光地として有名なクイーンズタウン。南島の南端を探るのに拠点となる町で空港もある。新婚旅行のときに行ったトワイゼルという町は、この2つの町のちょうど真ん中にある。クライストチャーチに直通で行く便をとったとき、どこに行こうか思案を重ねた。
 大きな魚を大きなフライで釣ること。これが楽しい現在、本当は北米へスチールヘッドを狙いに行きたかった。しかしながらいろいろ調べるうち、いくらウィンターランとはいっても、1月2月は天気次第で難しいとの話だった。予算を考えると1カ月単位での連泊はちときつい。気候が正反対のNZは?というと、鱒をみつけてキャストするシングルハンドの釣り情報はそこそこ手に入るけれど、ツーハンドでしかもスペイというのは皆無。どうやらあまり規模の大きい川が少なく、あっても極端に増水することで常に流れを変える暴れ川というのが多いらしい。飛行機で上から見たとき、鎖状に網目を形成したような川が何本も眼下に広がったのは忘れられない。どうやらいわゆる本流で深い淵を形成するような安定した流れというのが少ないようだ。また、浅い流れを広範囲にわたって少数の鱒が散らばっているせいか、見つけてから狙いをつけてキャストするというのが標準らしい。NZで本流フィッシングって無理なのだろうか?

 まず狙いをつけたのはNZのサーモンフィッシング。クライストチャーチのあるノースカンタベリー平野を流れる大きめの川にはサーモンが遡上するらしい。しかしながら、ノースカンタベリー周辺は人口の多いクライストチャーチを抱えるせいか鱒もすれて釣りづらいこと、またサーモンフィッシング自体は河口で行うこと、遡上魚の常だろうがこれまたタイミング次第の釣りらしいこと。 たまたま問い合わせた現地の釣具店の情報では、NZは今年15年に一度のサーモン当たり年と言っていた。しかしまあ、鮭釣りであれば日本で1時間のところでできるので、ここはよほどの有力情報でもない限り行かないこととしてみる。
 次に検討したのが、テアナウもしくはゴア近辺。巨大ブラウンで有名なオレッティリバーもこの近辺。しかしながらここはクイーンズタウンからさらに南のため、クライストチャーチから車だと1日以上潰れてしまう。時間の制約から却下。
 そこで当初予定していたのがウェストコースト近辺。グレイマウスから北端のネルソンにかけて。そういや以前おせわになったTonyはネルソンに住んでいるっていってたっけ。数あるNZ紹介サイトが口をそろえてウェストコーストへ行け!と書いてあるのもあった。ロードオブザリングの舞台になるほどの景勝地で、緑の多い西海岸。同時に雨もよく降り、サンドフライも多いらしい。このサンドフライ、前回はお世話にならなかったけれど、調べれば調べるほど尻別川に潜む極悪のヌカカに酷似している。雨で釣りになる日が潰れることや、キャビンの中までヌカカだらけになることを想像したら、いきなり行く気が失せてしまった。
 結局、セントラルサウスアイランドといわれるトワイゼルへ行くことに。前回キャストもままならなかった自分が、どれだけさまざまな釣りができるようになったかを試す旅にすることにした。ここなら周囲に湖も多く、前回見れなかったMt.cookや、テカポ湖の羊飼いの教会をみたりもできる。何といってもいい本流が見当たらなかったら切り立った湖でスペイキャストを堪能してくることもできるかもしれない。
 夏は風が強いと言われるこの地域。Ahuriri riverを中心に、テカポ運河でのモンスター狙い、もう1時間足をのばして南島で一番大きな川といわれるCluha riverをスペイで探るプランも立ててみた。これらに一番適当なエリアがどうやらOmaramaらしい。ここのキャンプサイトでキャビンを借りてすべてを賭けてみることにした。まあ、北と南に100kmずつでさまざまな釣り場が広がっているので、よほどのことがなければ竿すらだせなかった、ということはないでしょう。ロケーション抜群で直線人工運河のテカポ運河はどうやら濁りに強いみたいだし。

 本命でAhuriri river、対抗にClutha river、おさえでTekapo canal。これに大小の支流の資料をそろえる。北海道であちこちの本流をサーチしたようにグーグルアースで下調べを万全にしてみる。NZは川沿いに私有地の牧場が広がっていてアクセスポイントが難しいらしいので気をつけて。しかしながら有名な河川はアクセスポイントもでている(nzfishing.com)。こういうすばらしい情報があると外国の釣り人も中に入りやすい。あとはclutha riverにも害が広がっていると言われるDitimoの影響と現地の天候次第かな。

 目標は?と言われたら、まずはサイトフィッシングで50cmアップ。そしてスペイで60cmアップを各1匹ずつでしょうか。シングルハンドで狙えないでっかくて深い淵をスカジットラインでトレースすればいけるんじゃないかと妄想する。そして時間があればいくらなんでも釣れるのではと甘く見ている自分がいる。ガイドがいないと厳しいとの助言もいただいた。
 奥様からはそうそうに、
 「全然釣れないから、あと少しだけ延泊していい?なんて現地から泣きを入れるんじゃないの?」
と、馬鹿にされてしまった。さすがにそれはない。
 釣れなかったら悲しいけれど、まずは一人旅を完遂させることが今回の目標である、なんてカッコつけてまとめてみた。しかし結局は魚が欲しいのでフェザントテイル巻きためて直近10mのキャスト練習をする毎日。シングルハンド6番なんて久しぶりだ。12fを超えるリーダーだと目標の1m以内のキャストが全然決まらない自分がいた。

 まずは無事現地につけること。そしてキャンプ場のインターネットキオスクからブログアップできるか試してみたいと思います。
 

My honeymoon

 もう10年以上前のこと。
 ちょうどフライフィッシングにはまりだしたころで、1本目のセット竿では物足りなるころ。sageというブランドがどれだけ高級品かを知ったころに結婚した。それまでは独身だったころもありすべてを釣り道具と釣りにつぎこんでいた。だいぶ無駄な買い物をしたと思う。安物買いの銭失い、というのは今も変わらないかもしれない。 当時は会社を1週間休むなんてありえなくて、もう2度と海外旅行にいけないだろうと彼女を説き伏せて新婚旅行にもかかわらず釣りに行くことになった。
 熟読していたFlyFisher誌では佐藤成史さんの海外旅行の連載がされていて、ひがな読んでは妄想する日々だった。特にNZの記事には物凄く心惹かれた。片隅にはTrout and King社の広告が載っていたし、いつか行けるような気がいつもしていた。いや、もし自分に新婚旅行というものがあったら、海外釣り旅行をできる人と結婚すると勝手に決めていたのかもしれない。
 彼女は釣りなんか全然しない人だし、インドア派だったけれど、聞いたらインドやオーストラリアに行ったことがあるとのこと。結婚する前にもかかわらず猛烈なおねだりをしてNZに行くことになった。夢中で彼女にフライロッドの振り方を教えた。結婚式の会場を決める前に旅行の行き先を決めた。結婚式場の費用も貯蓄していなくて親戚のお祝い金をあてにしていたにもかかわらず竿を買ってもらった。自分で買ったはずなのだけれど、あまりにも手持ち現金がなくてすでに年末のボーナスは差し押さえられていたため。当時もう最後の竿になるだろうと想像して、数少ない生涯保障のついたsageにした。SPの6番。NZで使うならこの1本と決めていた竿だった。
 新しい竿に新しいフライライン。巻きためたロイヤルウルフ。インターネットも使えないし自分のPCすら持っていない頃だったので、いよいよTrout and King社に電話して詳細を詰める。頭の中は結婚どころか釣りでいっぱいだった。飛行機の乗り方すらわからない若造が、チケットがないと言ってはちょくちょく電話をしてもやさしく応対してくれたのは夷谷さんという方だった。どうやらチケットは千歳空港でもらえるらしい。ちょっとそそっかしいところもあったけれど、自分たちの要望に可能な限り応えてくれた。中4日は自由時間があって、2日釣りにするか、3日釣りにするかで彼女ともめた。結局2日しか釣りはできなかった。彼女の中では釣りは1日だけだったようだ。それでもあこがれの佐藤成史さんもガイドしてもらったというTonyにガイドしてもらうことになった。もしお金だけ振り込んで手配されていなくてもわからないよね、と二人で冗談を言いながら結婚式を終えた。
 飛行場では手はずどおりにチケットをうけとることができた。大韓航空を使って安い航空券にしたので2日かけてクイーンズタウンに着いたころ。夷谷さん、いやエビちゃんが言うには、ガイドの人が空港まで迎えにきてくれるとのことだった。初めて海外に行く人のに大した情報ももらえず、目的地が羅列されたタイムスケジュールを元に、「乗り換えなんて簡単ですから。行って看板みたらどこ行くかすぐわかりますよ」と言われて人生初トランジットを2回も繰り返してクライストチャーチから国内線に乗り換えたころにはヘトヘトに。特に国内線なんて日本人を想定していないから機内放送は聞き取れないし小型のプロペラ機の揺れ具合に手に汗握ってようやく。でも大丈夫。ここまでくれば雑誌でみたあこがれのガイドにようやく会えると、ドキドキしながら空港に降り立った。夕日が山にあたってとても綺麗な場所だ。しかし、安心したのもつかの間、いくら探してもTonyは見当たらなかった。ほどなく自分の名前を書いた看板を持ったでかい白人にであう。誰だ?この人?もしかしてエビちゃんに騙された?
 なんだかよくわからないうちに見知らぬ外人の車にのせられて、ひたすら山の中をドライブする。空港に着いた時には夕暮れ時だったから、山中を進むにつれてどんどんさみしくなり、しまいには真っ暗な中進むことになった。自分ら二人、いったいどうなってしまうのか?頼みのエビちゃんの言ってたことと違うとドキドキする。実はエビちゃんに騙されてこのまま山中に投げだされるのだったらどうしようか。黙々と運転する外人さんにつたない英語で話してみると、どうやら忙しいTonyのかわりに迎えにきたとのこと。2・3時間かけてトワイゼルに着き、ここだと言われて玄関にでてきたのは紛れもなくTonyだった。あぁ、エビちゃん、疑ってごめん。
 それにしても英語なんて全然話せない人間がよくまあここまでたどり着いたものだ。この間一切日本語は無し。初めて会った外人にナイストゥミチューってなもので。自分の言いたいことがどうにか伝わったのが救いだった。
 寝付いたと思ったら、朝からTonyがドアを叩いていていた。いきなりたたき起こされたと思ったらグッドモーニング!自己紹介もそこそこに釣り場へと向かった。そこは牧場の中を流れる小川で、ガイドに魚を見つけてもらってはキャストする初めて体験する釣り方。フォルスキャストは少なくしなきゃいけないとか、1回目で決まらないと逃げられるとか、散々知識だけは仕入れていたけれど、10匹以上見つけていただいた魚を全部ミスキャストで逃した。さすがのTonyも不機嫌に。そんな中、反転流をこちらを向いてライズする大きな魚体がみえる。あそこに投げろと。もう腕なんか縮こまってしまっていたのだけれど、ちょうどミスキャストでそのまま手前にフライが落ちて、反転流にのって魚のいるところまで流れていった。そこからはスローモーションだった。「カプリ」と音が聞こえたかに思えた。大きな口をあけてフライを飲み込んだ魚はジャスト70cmの大きなブラウントラウトだった。 その後1匹を追加してなんとかその日を終えることができた。
 二日目は風が強く予定の場所を避け、河原が開けていてドライとニンフのトレーラーでブラインドフィッシングをした。ここでも2匹ぐらい釣ったかな。奥様にも釣らせてくれてとりあえず無事終わることができた。今思うと、多分二日目のこの川がAhuriri riverだったんじゃないだろうか。ちょうどシングルハンドでウェットフライをスイングするのにちょうどいいぐらいの流れだった。日本に帰ってきてから思いだしてはもっと上手く釣りをできただろうと後悔した流れ。
 たった二日しか釣りはできなかったけれど、3日目にはTonyがクイーンズタウンまで送ってくれて(エビちゃんの行程表には載っていなかった)、バンジージャンプをさせてもらって、レイクダンステンで釣りをする人を見て無事クイーンズタウンに着いた。その後疲労のピークにあった奥様とケンカをしながらロブスターを食べたり、ミルフォードサウンドに行ったりして日本へと戻った。
 最終日だったか初日だったか忘れたけれど、ちっとも読めない英語の本を買ってみた。Brown Trout Heavenという本。写真が多いという理由で買ったその本は、2・3匹ぐらいしか釣っていない、しかも1か所にガイド付きで二日間しか釣りをしていない自分を後悔させるかのように、南島の釣り全般を紹介するガイドブックだった。こんな綺麗な場所で爬虫類のように輝くブラウンが釣れるのか。NZは南島といえども広い。詳細に地図を載せたその本は、眺めるだけで二度とは行けないだろう場所だと憧れを封印するしかなかった。二度と行けないところのガイドブックほど心を痛めるものはない。いつか、引退をして、また行けたらねと自分に言い聞かせた。
 日本に帰ってきてから、NZのことを知る機会が増えた。というか自然と目についた。そしてここに行ったとかだけでなく、こんなにいいところがあったのに行っていないということを知った。地球の歩き方の巻末をみると、レンタカーを借りると自由に動けるらしい。行ってみて楽しかった分悔しさもあった。本当にいつの日かわからないけれど、また彼の地を踏みしめ、お世話になったエビちゃんに頼らずにこのBrown Trout Heavenを片手に自由な釣り旅行をするのだと心の底から誓った。
 
そして10年以上もたってから。あの時の竿を携えてあともう少しであの時の夢の続きが見れることになった。
 

2012年12月13日木曜日

Latest News of My Family


今がかわいい盛りか?

サークルから出すと目を離せない。

そしてヤフーオークションも目が離せない。
旧モデルのkorkers。
NZにむけてラバーソールを探していたら送料込8000円。
得した気分と地元では使わないだろうという微妙な気分。


East end of Hokkaido



不調の屈斜路湖から移動すること約2時間。そこへと至る道にはすでに道路沿いの電線もない。
名もなき沼へとたどり着いた。




とにかく風が強い一日だった。
湖ではウェーディングしていると腹に波のボディーブローがあたる。
移動した先で風が弱まることを期待したものの、逆に強まった。
黙々と準備をする仲間たち。顔に受ける風はいままでにないものだったけれど、誰も無理だとか言わない。

追い風のキャストでは単にロールキャストをするだけでどこまでもラインは飛んで行った。
なかなか魚には巡り合えなかったけれど、本当に何もない場所にある沼、馬、そしてアメマス。



海外と日本を比較したとき、どんな田舎でも電線があることに気づいてからしばらくたった。どこまでいっても人為的な感触がぬぐえないものだが、ここは海からの強い風にすべて飛ばされてしまったようだ。釣れる魚の数やサイズよりも厳しさの中で釣りをすることの感動が勝った。



あまりにも強い風で下を向きたくなるけれど、対岸には放牧された馬が元気に草を食んでいる。彼らは本当に強い生き物だと感心した。またこの強い自然を感じに訪れてみたい。

2012年12月11日火曜日

Go on a journey

先月に遠征して以来しばらく釣りに行っていない。ちょっとごたごたしていたので。

遠征はとても楽しかった。釣れた魚よりもロケーション、宿、人。すべて新鮮だった。
(またまた同行のみなさんにお世話になってしまいました。本当に感謝しています。)

道東の果ての沼は久々に自分の中にインパクトを残した。
荒涼たる風景。
強い風。
湿地の匂い。
牧場の馬。
 電線がない風景は10年以上前にハネムーンで行ったニュージーランドを強く思いださせた。電線がなく舗装道路が灌木のみあたらない中を走り、ときに牧場で馬や牛を見かける程度。竿を振るのに躊躇させるぐらい強い風の中黙々とキャストを続ける。対岸には風をものともしない馬の群れがいた。あの強さをみていると自分を勇気づけてくれるかのように感じた。
 これからを考えたときに今のままでは駄目だと思い続けていた。仕事についてはいつも強がってはいるけれども実はフラフラしている。そんな自分を後押しするかのようにあと一歩を踏み込ませる人生の選択が目の前にあった。そして今の仕事を辞めることになった。

 辞めることを決めてからは逆に前向きになったので、良い決断だったのだと思う。そしてこの束の間になるだろうモラトリアムを利用してどこかへ旅立つことにした。家内と二人でゆっくりと話し合った結果、今度こそ2度と海外へ行けないということで意見が一致して、自分だけでゆっくりと釣りの旅へといくことに。予算はないが今回は無利子のワイフローンを活用する。月々1万円で30カ月払い。時期が時期だけに憧れていた北米でもないし、欲しかったエーベルのアウトレットリールも買えなくなるし、マイザーのカスタムは諦めることになるだろう。たった9日間の釣りのために馬鹿げているのかもしれない。しかしもうあと20年以上は海外へ釣旅行なんて行けないだろう。さらに今回は、ツアーで行かず、国内出張感覚ですべて自分で手配するという課題を課してみることにした。

 「北米でスチールヘッドを釣るために英語を勉強しているんです」
 なんて言えたら恰好いいかもしれない。実際のところは個人輸入をきっかけに英語の勉強を始め、もしかしたら転職に役立つかもという淡い期待で始めただけ。円高の恩恵を享受したいという下心がスタートのためかいくら勉強してもさっぱり使えるようになったという実感はわかない。
 英語ぐらいで世界が突然広がるということはない。
 それでもコツコツ続けているとテストの点数だけが上がっていく。いい年して英検2級を受けたときは周囲が女子高生ばかりでものすごい恥ずかしかった。一緒に受けた準二級なんか中学生もいたんじゃないかというぐらい。受験している間は「俺はいったい何をしているのだろうか・・・」と虚無感に悩まされる。そもそも英語なんて使わなくても生きていけるんだけれど海外の釣りサイトを見ることが楽しくて不思議と勉強し続けた。7月に初めて受けたTOEICで705点がとれた。転職目的ならもっと勉強して900点ぐらいを目指すべきなのだろうけれど、目指すところは海外単独釣行なのではないか、とこのあたりから強く意識し始める。だんだんとペーパーバックが辞書なしで読めるようになってくる。というか、わからない単語をとばして読めるようになっただけ。はたして1年以上続けた英語の勉強は何かの役に立ったのだろうか。突然と自分が何者かを勘違いするという「中二病」に40歳を前にして罹患しただけなのか。

 ニュージーランドに一人で行くことにした。それは突然だったけれど、海外単独釣行を決めてから、急に世界が広がった。
 釣り具店へ営業時間確認のメールをしたり、レンタカーをかりたときにわからないところをチャットで聞いたり、ホステルの駐車場を聞いてみたり。基本お金を払う側の自分に対しては非常にやさしく応えてくれる。正しい英語は使えなくても少なくとも意味が通じているようだと確認できて猛烈に感動する。小さなことが自信となるみたいだ。
 ニュージーランド航空を予約。溜まっていたマイルで成田まで往復。たったこれだけを決めるのに、いつ行くのか、どの乗り継ぎで行くのか、どこの会社で予約するのか、機内持ち込みはどうしたらよいのかなどなど。うんざりするほど悩んだ。運賃が安い日程を選んで旅程表まがいのものと、費用一覧表を作り始めてから急速に準備がすすむ。ニュージーランド航空は直接頼めるみたい。送られてきたEチケットをカウンターに持っていけばよいだろう。竿は荷物でひとつに数えられるようなので追加荷物を事前手配した。
 日程が決まればレンタカーを借りる。安いのはエースレンタカーというところらしい。日産のTIDAにカーナビと保険をオプションで付ける。約520NZドル。 最終日は朝6時台の飛行機なので無理をせずに飛行場そばのホテルを一泊だけ予約。160NZドルもした。

 これから道中のスケジュールと宿を決める。お金がないのでガイドは頼まない予定。

 行く前から物凄い数の選択をせまられている。頭の中で道中を何度もシミュレートしながら。キャンプ場のコテージのようなところに泊まって自炊をする毎日となるだろう。ユースホステルも利用予定。釣り具店でガスコンロを買う目処もたてた。もはやたんなる釣りの旅というだけでなく完全に自己責任の旅である。盗難にあうかもしれないし風邪をひいてしまうかもしれない。一歩誤ると苦行の旅になること必死。一体どうなってしまうのか。まずはこのプロセス自体を楽しむこととする。

 *もし海外でのご経験などある方がいらっしゃいましたらおススメなどぜひぜひアドバイスお願いします。