2016年6月28日火曜日

釣れないリズム

深夜の高速をぬけて、
コンビニまであと少しと言うところ。
スピード違反で捕まった。
あとで聞くと有名ポイントらしい。
これで一気にペースが狂ったらしい。

あれだけ魚に出会えたのが嘘のようにかすりもしない。雨と風で気持ちが沈む。

途中で友人にあい、コーヒーを御馳走なったらかなり持ち直した。
一人だとこういうのはない。
ご一緒させていただいたことに感謝。
まだ午後からの釣り場へむかえる自分がいた。

結局魚には出会えなかった。かすりもしないと凹む。
もっと仕事しなさいと言うなにかの合図なのだろうか。もうしばらくいいよ。新しいリールも諦めた。

それでもまた川辺に立てないかとソワソワしてしまう。玉がでないパチンコ台ほど夢中なる心理だろうか。

次こそ大当たりを。

2016年6月19日日曜日

北の本流2016

最適な方法を求めることが好きで、
釣りでもつい一番いい方法を求める。
満足のいくキャストができるように、
狙ったところに流せるように。
少しか回数をこなしたのか多少条件がよければどうにか。
でも結局は釣れないと飽きてしまう。

なにかで満足を求めるスイッチが壊れてしまうと
釣れても作業をしている気分になってしまう。
一体自分は何をやっているのか見失ってしまっていた時があった。
せっかくの休みで釣りにきているのに、仕事のほうが気になってしまう。
投げやりな態度は魚に見透かされてしまうのだろう。
本当はただひたすらに川に竿さすことが楽しいはずなのだが。
そんなだから、釣りに行きたい気持ちと、いつも結果がでないことへの
ため息とが振り子のように動き、ぐずぐずとした出発だった。

でかけるには最高にいい日だった。
おかげでただ竿を振ることが楽しいことを思い出せた。
流しながら魚を狙うこと。
モモにうける川の流れ、
青空と初夏の緑、
グリーンがかった水色。
すべてがそろっていた。
2か所目の合流点では
忙しいところを巻きためた新作のフライを
魚に見つけてもらえたことがとても新鮮で嬉しかった。

















しつこく流れの終わりまで、
根がかりを恐れず、
一定のテンポで川を広く探る。
この時期はサーモンフックの6番でドロッパーが自分の定番。
キャストにリズムがでてきて、かなりしたまで釣り下った時、
大きな首振りが伝わってきた。
久しぶりにきく、「ギャン」というリールの悲鳴。
どこまでも突っ走るかとおもったら、
意外なほど素直にこちらへよってきた。
正直ネットに入れるまではアメマス、もしくは桜鱒かと思っていた。
ただかなり太いのと、最初の走りが期待を持たせる。
ネットインしたときには一人大声で歓声をあげてしまった。


最近はやりの表現でいけばLサイズ半ばというところだろうか。
精悍な顔つき、太い体にレッドバンド、この魚に会えたことは本当に運がよかった。



さっそくとばかりに迷惑メールを友人へメールしてみた。
お返しとばかりに別の場所で同じサイズがでたよ、と返信が帰ってくる。
さすがと感心しながら、自分的にはもう満足。
ただ、帰るには惜しい条件。
なので安ワインを買って飲んで昼寝してみることに。


ダイソーの100円薄グラス、性能良すぎ。
安ワインに香りを感じることができるようになります。
割れてもいいやと思って持ってきて正解でした。

夕方は熊がよくでるという支流の出合いでイブニングを。
わりと下のほうでライズがあった。
鼻先がでたライズもあったので期待していたが、
ウグイ、ウグイ、虹鱒、という感じ。
それでもMSサイズが2・3匹、元気なジャンプを見せてくれました。

その後キャンプ場に集まるとのことだったので
ジンギスカンとホルモンを買い込んで。
集まったみなさんとのお話しは久々に楽しかった。


しかも翌日は一緒になった一人からポイントの案内までしていただいた。

そのポイントには先行者がいたのだけれど、
しつこくながすとMSサイズがここでも2・3匹。
多分条件が良い時にはもっといいのが釣れるだろうと、
教えていただいた友人に感謝して釣り場を後にした。

やっぱり仕事が残っているのでブランチタイムには帰ることになったけれど、
久々の釣りは日々のモヤモヤをすっかり流してくれた。
おかげでまた行きたくなって毎日ウズウズしている。